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林間学校

第4章 のぞきの代償

あんなに嫌がっていたのにおっぱいでときめくとは比呂志もどうしようもない男のひとりだ。

「いてぇ、お前がヘンなこと言うからぶつけたじゃないか」と比呂志は股間を押さえる。

どうやらおっぱいを妄想してたら勃っちゃって木にぶつけたらしい。
妄想してたのは光浦靖子や久本雅美のメチャキレイとウワサされるおっぱいか、意外と大きな貞子のおっぱいか・・

「見かけ・・な女って意外とおっぱいキレイってことは和田アキ子さんとかもキレイなのかな?」

と翔太が何気なく言ったら比呂志は滅多なことを言うもんじゃないと真っ青になった。
この場にいなくても話を聞かれてぶっとばされそうなオーラが和田アキ子さんにはある。

光浦靖子や久本雅美は呼び捨てにできても和田アキ子さんは必ずさん付けしてしまう迫力がある。恐ろしいけど、どんなおっぱいか興味は出てしまう。しかし、和田アキ子さんを妄想すれば縮こまることはあっても勃つことはない。

和田アキ子さんの話題を出したことで騒がしかった比呂志の股間が縮こまって落ち着きを取り戻したことはナイスであった。

比呂志は慎重に木の間を進んでいく。翔太も後に続く。

木を抜けると窓が木の格子になっているところがあった。厳重に閉められているが、古い木の格子なので僅かな隙間ができているところが数ヶ所ある。そこから目を細めて覗き込むとその向こうは湯煙の秘密の園である。

「よくこんなところを見つけたなぁ」

確かに、こんな木の向こう側にある木の格子スポットなんてよく見つけたものだ。しかも格子に生じた隙間は僅かなもので、パッと見は厳重な格子があるようにしか見えず、舐めるように観察しなければ僅かな隙間は見つからない。

「オレはエロスのためなら努力を惜しまない男だぜ」と比呂志は誇らしげに胸を張る。

いや、胸を張れたようなことじゃないが、本当にスゴい。

そういえば夕飯の支度の時に姿が見えなかった。
夕飯の支度をサボって抜け出してこっそりと女湯を覗けるスポットがないか偵察して唯一覗けるこのスポットを発見したとのことだ。

湯煙が霧のように立ち込めてバッチリとはいかないが、僅かな隙間から覗く向こう側には裸の女子たちが大勢いる。

綾音の姿を探したらどっぷりと湯船に浸かっていたので翔太は安心した。これで綾音の裸が見られることもないから安心して女子の裸が楽しめるってものだ。

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