テキストサイズ

林間学校

第4章 のぞきの代償

持ち主がこんなに苦しんでるのにそんなことはお構いなしに言うことも効かずに好き勝手にアバレるチンコが恨めしいし、コイツのせいでと思うと涙出てくる。

そんなふたりの姿を見てデモクミはハハハと豪快に笑う。

「みんな、コイツらの言うことは本当だ。男のモノってのは時に全く言うことを効いてくれない困ったモノらしいぞ。今とは逆に肝心な時に全く役に勃たなくなることもあるらしい・・」

デモクミの話を聞いて女子たちは大爆笑になる。
集会室に笑い声が響き渡る。

「いや~ん、もう。先生はどうしてそんなこと知ってるんですか?」

お調子者の女子がケラケラ笑いながら質問をするとデモクミはちょっと恥ずかしそうな顔をして「わたしだって大人の女性だ。恋人ぐらいいるし、経験もある」と言った。

デモクミと恋人になるような命知らずな男もいるんだと思うが、確かにデモクミはいいおっぱいをしている。体操服の膨らみはたまらない。元ヤンってことはもしかしたら経験も早かったのか・・

そんなことを考えるとまたチンコが反応してしまう。よりにもよってこんな時にデモクミを相手に何でそんなこと考えちゃうかな。脳まで言うことを効かなくなったとふたりは焦るが、それが思春期の思考回路というものである。

「あっ、また大きくなった~」

「今ピクンと動いたよ」

チンコの変化を目ざとく見逃さなかった女子が嬉しそうに騒いだ。

「しょぼくれたり大きくなったり、ピクンってなったり、おちんちんって生き物みたいだね」

お調子者の女子が悪戯っぽく言ったので、やだ~もうとか、男子も大変だね~とか女子たちは黄色い声をあげて集会室は笑い声でいっぱいになった。

チラリと綾音を見ると超不機嫌そうな顔をしているので完璧嫌われたと思って翔太はがっくりと項垂れた。

「これぐらいで勘弁してやるか。もう二度と女風呂を覗こうとなんてするんじゃないぞ」

デモクミに睨まれて翔太も比呂志もフルチンのままペコペコと頭を下げた。

「身も心も裸になって反省したことに免じて今回は何もなかったことにするか。全員覗きのこともここでのことも一切誰にも言うんじゃないぞ」

こうしてやっと翔太と比呂志は解放された。
服を着ながらママちゃんや聖良のことを思うと本当に良かったと思って翔太は涙を流した。
そして心の中でデモクミに何度も何度も頭を下げ続けた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ