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林間学校

第5章 綾音と不思議な世界

翔太の思いが通じたのか、性欲よりも排泄欲の方が勝ったのかチンコが少し鎮まっておしっこの出がよくなった。

「よし、その調子だ。もうちょっとだけいい子にしていてくれよ」

翔太はきかん棒のムスコに必死で言い聞かせて何とか放尿を進める。その様子を見て綾音はますます愉快そうに笑う。

おしっこが終わるとガマン汁がトロリと糸を引いて垂れ落ちた。

「きゃっ、何よ、そのドロっとしたおしっこは」

綾音は初めて見るガマン汁に驚いている。

「こ、これは・・チンコが勃つともれなく出ちゃうもので・・」

と翔太があたふたと説明すると、

「もう、バカなんだから。早くしまいなさい」と綾音に言われてしまった。

何とかおしっこも済ませてすっきりしたところでふたりは蜜を仕掛けた木を目指して歩き始めた。

間もなく朝陽が昇ろうとしていた空は九に真っ黒くなってゴロゴロと恐ろしい音がして時々は稲光りが恐ろしい光りを放つ。

「なんだか恐ろしいわ」と綾音が不安そうな顔をする。

「狼狽えるな、これは地球の雷というものだ」と翔太は初代ガンダムに登場したランバ・ラルという漢の真似をする。

「そんなことは分かってるわよ」と綾音は冷たくツッコミを入れつつ翔太が何の真似をしてるか分かってクスクスと笑っている。

「しかし、間近で見ると恐ろしいものだな」と翔太はまだランバ・ラルの真似をしている。

ともかくこのまま山歩きをしていたら危ないから引き返そうということでふたりの意見はまとまった。その矢先・・

ビカッ、ゴロゴロ、ズドーン⚡

凄まじい轟音が響いて激しい衝動がきた。
翔太たちがいるところのすぐ近くの木に雷が落ちたのだ。大木がいとも簡単に真っ二つに一刀両断された。

翔太は綾音をかばうようにして抱きしめて、そのまま意識が遠くなっていった。

「ねえ、ちょっと・・」

綾音の声に意識を取り戻すとすぐ近くに綾音の顔があった。綾音をギュッと抱きしめたまま意識を失ったらしい。

「うわわっ、ごめん、ごめんよ、そんなつもりじゃ・・」翔太は慌てて綾音から飛びのいた。

「ここはどこ?」

綾音に言われて辺りを見回すと明らかにさっきまでいた山とは違うところに来てしまったようだ。

すぐ近くには湖があって、人魚たちが楽しそうに歌を歌っている。

周りには見たこともないようなカラフルな植物がいっぱいある。

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