テキストサイズ

先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

はぁっ…はぁっ…
あたしは学校に着いて時刻を見ると、9時15分。
げっ……。やっぱり完全に遅刻…
もういいや、この際プールまではゆっくり行こう。
グラウンドの端にあるプールに着いて、恐る恐るドアを開けてプールサイドを見ると、
「え…」
なんと早瀬先生が泳いでいるではないか。
嘘でしょ?先生はプールに入らないんじゃないの…?
え…?
呆然と立ち尽くしていると、あたしに気づいた先生が、鋭い眼差しでこちらを見た。
うぅ…
「こら野崎ぃ!遅刻だぞ遅刻!早く着替えてこいっ!罰は後でだ」
え、罰?いやいや罰って何?
疑問に思いながらもあたしは更衣室で着替え始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ