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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「…大丈夫か?やっぱ怖いか?」
あたしは先生がいるなら大丈夫だと思えてきた…。
目の前の水はやっぱり恐怖だけど、まず先生の言う通りにしてみよう。
ゆっくり縁に座って、恐る恐る足を水につけてみた。
冷たい感触に鳥肌が立ったが、ちゃんとつけることができた。
「すごいじゃん野崎!ちゃんとつけれたじゃん!」
先生はこんなことでもちゃんと誉めてくれて、あたしは先生に笑い返した。
すると先生は顔を赤くして、急にプールに飛び込んだ。
「…きゃっ」
その水しぶきがあたしにかかる。
「うわ、大丈夫か?ごめん!」
先生は驚いてあたしに近寄った。

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