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先生の秘密

第2章 ◎危険な夏休み

「おはようございます…じゃなくてっ!先生!何してるんですか!」
「おお、ノリつっこみ。朝から冴えてるなぁ。」
「真面目に言ってるんです!」
「何ってお前のこと迎えに来ただけだけど?」
「迎えにきただけって…そんな、先生が生徒にそんなことしちゃダメじゃないですか?」
「何でダメなの?」
「何でって…。その、変に誤解されちゃったりさたらまずいし…それに隣、和樹の家だから。」
「…橋本にあいさつしに行こうかな。」
そう言ってスタスタと隣の家まで歩く先生。
ちょっ!
「待ってっ…!」
あたしは先生を追いかけて引き止めようとしたら、つまづいて前のめりに。
「…わっ!」
とっさに先生の背中に抱きついてしまった。

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