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先生の秘密

第3章 ◎VS

1時間以上かけてやっと完成。
「…………心、あんたやばいよ。犯罪だよ」
「ええっ!?そんなに変!?どうしよう、でもやり直す時間ないし……」
「心!」
「はいぃっ!」
奈々の鋭い声にあたしはビビりまくる。
「お願いだから、自覚して。心、あんたは犯罪レベルで可愛いってこと」
「…うん?」
「…はぁ。ダメだこりゃ。そりゃ和樹も手こずるよ、うん。」
何を手こずるんだ…?何かよくわからないけどとりあえず自覚を持てばいいんだよね。
ボーッとするのやめなきゃね。
しっかりした女子になろう!
「奈々、あたしがんばるね!」
またまた奈々に盛大なため息をつかれたけど、よくわからないから笑っておいた。
「あ、もう時間だね。行こっか」
あたしたちは最終チェックをして家を出た。

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