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元デリヘル受付嬢☆お仕事奮闘記

第15章 自縛

『今のお客様…ロープを出してきたんです…』


まだ部屋に入って20分ほどのコンパニオンさんからのアウトコール。


「ロープ…ですか?」
『SMで使う赤いロープです』


あぁ、わかるわかる。


『縛らせてくれ。って言い出して。そういうの怖いんで断ったら、帰っていいって言われました…料金は貰ってますので…』
「了解しました(´・∀・`)」


コンパニオンさんの電話を切ったと同時にお客様専用の電話が。


『もしもし。さっきお宅で女の子紹介してもらったんやけど』


番号を見ると、例のお客様。


『あの子、あかんわ。性格悪すぎるし、注文多いし。あんな子初めてやわ(-公- ;)』


だいぶお怒りのご様子。
でもコンパニオンさんに聞いている件を確認しなければいけないし、こちらだって言わせてもらいます( ・`д・´)


「はい。先程コンパニオンから連絡がございまして。お客様、ロープを使おうとされたとのことですが、当店はSM店ではありませんので、それはお断りさせていただいてるんです」

『そやけど断られた事なんかないで?』

「コンパニオンによって事情もありますので、身体に跡が残ると困る方もおりますし、縛る事が出来ないというのは、コンパニオンの非にはならないので…」

『そうなん?…まぁ、服も脱いだから払うもんは払ったけどな』

「恐れ入ります(´・∀・`)」

『でもあの子は合わんわ!』

「縛られるのを拒否した事と、他には何かございましたか?」

『性格が悪いから、とにかく次は違う子にするわ』

「はいまたお待ちしております(*´∇`)」



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