無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

するとそこには、会ったハズはないんだけど、でもついさっき見たような顔の男性が辺りをキョロキョロしながら立っていたのだ。


…あ、わかった。
さっきお誘いしてきたユーザーのアバター画像だ。

て事は、この人が“透”さん…？




「……あ、もしかしてヒヨコちゃん？」

「ひゃっ」



あたしの方が先にジロジロ見てたクセに言うのはアレだけど、あたしに気付いた透さんにハンドルネームを呼ばれ、ビクッと肩が震えた。

目の前の彼はまるで現実世界のように、確かにそこにいるみたいに見える。




「あ、は はいっ
あの、ええと、………あなたが透 さん…？」


「ヒャー！本当にリアル！
あ、オレ透な。お誘いOKサンキュー」


「…あ、はぁ」