テキストサイズ

新着♡お誘いが1件あります!

第7章 ヴァーチャルではなく、現実にあります!!

すぐに乱れた服を整えると、ゆっくりと立つ。



「春菜、お前大丈夫か!?
……確か、今日は…」


「…ぁ はい。
さっき仕事終わって、帰ろうとしてたんですけど、ちょっと絡まれちゃって…っ
あ、あたしがよそ見しててぶつかったのが悪いんですけどね」


「馬鹿野郎! 庇うヤツがあるか!」



どうやら偶然その辺りを歩いていたオーナーがあたしの悲鳴を聞いたようで、それで探して駆け付けてくれたみたいだった。


オーナーのお陰で何とか未遂で済んだのだけど、でもオーナーも助けに入ってくれて良かったよぉ。




「春菜に深夜まで残らせて悪かったな。
このまま、近くまで送って行こうか?」


「えーっ
いやいや、大丈夫ですよおぉっ」


「そうは言っても、女性にこんな時間までの残業を命じた責任もあるしな」


「いやあ…」


あー…そういえば透さんに似た人を追いかけて、こうなっちゃったんだっけ。

結局これで完全に見失っちゃったし、ひどい目には遭ったし、もう散々……



そう、思ったのだったけど。




「……………………ヒヨコちゃん…?」


「え……?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ