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新着♡お誘いが1件あります!

第8章 リアルなお誘いは、1件もありません!!それは………っ

「だから…ごめん、ヒヨコちゃん」

「………」



考えもしなかった透さんのカミングアウトに、言葉が出なかった。


あたしは女だし、ましてやソッチ系に縁もなかったから男性のそういうアレとか全然わからない。

でもやっぱり男性としては、あたしが思ってる以上に深刻で真剣な話なんだと思う。



「オレから誘いをかけておいて、結果こんなでごめんね。
まさかそんな所まで精密にVRだとはオレも思わなかったよ。このアプリすげぇよなっ」


「………っ」



さっきまでの曇った表情は消え、今度は笑いながら言う透さんにズキッと胸が痛んだ。


あたしは透さんとのプレイ中、ずっと最後までしてほしいって、そればっか思ってた。

透さんのそんな悩みなんて微塵も感じないで、あたしは……っ

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