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第3章 もの足らないと思ってるなんて、ありません!?
「こんばんはっ
お誘い、ありがとうございます!」
「やっほー、ヒヨコちゃん。
待ってたよー」
すぐにお誘いを受けて再びヴァーチャル世界に来たあたし。
まだ眠くなかったし、せっかく誘ってくれたんだからと、あたしは透さんと会う事にしたのだ。
これが現実世界だったら、さすがに体力的というか、続けて…てのは厳しいんだろうけど。
そこはやっぱりただのスマホアプリだもの、ゲームをするのとおんなじ感じだよね。
「待ってたって…結構早くにお誘いかけてたんですか?」
「ん、でもほんの20分くらいだよ。
ヒヨコちゃんだってプライベートあるんだから、オレ別に気にしてないよ」
プライベートって言うか、その頃は瑛理さんと一緒にいたんだもんね。
でもそんな事を話したら透さんに悪いから、そういう事にしとこう。