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とある日常

第1章 勘違い S×O

智side



なかなか折れてくれない…



こうなったら翔ちゃんは引いてくれないから、しょうがなく人差し指と中指をほんの少しだけ開く




そっと目を開くとさっきまで隣にいたはずの翔ちゃんが目の前で跪く体制でいた




翔「やっと見てくれた(笑)…先に智くんの気持ち聞いてから言うのは卑怯だってわかってるけど……智くんが好きです。…あのとき智くんのこと考えてたんだよ?」




智「…へ?」




翔「釣り仲間より俺を選んでくれたのは偶然?それとも狙って?って考えてたらいきなり智くんが目の前に現れてびっくりしちゃって…」




智「……じゃあ…勘違いしてたのって……」




翔「うん(笑)」




智「………最っ悪!!」




最初から全部俺の思い込みかよ!!




ベッドに倒れ枕で顔を隠す



翔「智くーん、顔見せてよー(笑)」




智「見せるかバカ翔!!」




翔「ひどい(笑)」




それから次の日の朝まで枕を手放すことはできなかった





~完~

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