地味に甘い君
第8章 自業自得の空回り
「///こんな俺でも――――…赤羽は…特別なんだ…
ごめん――――…赤羽と…話ができないのは…俺…嫌だ――――…
だから――――ごめん…面と向かって謝らせて?」
――――バサッ…
「///ヤマト…君………」
後ろから何かが廊下に落ちる音がして慌てて振り替えると――――…
そこには、ラフな格好で棒立ちの赤羽が立っていた!?
「――――え?赤羽が…なんで?部屋に…え?」
「////ヤマト君!?僕も――――僕もごめん!!ごめん――――!」
部屋にいると思っていた赤羽の登場にあたふたしていると!
赤羽が駆け寄り!ギューっと抱きついてきた!!!?
「///あっ!えええー!部屋にいたんじゃねーの?!俺は――――!無人の部屋のドアにしゃべってたのかよ!?」
「////大丈夫!途中から聞いてた!聞いてたから!大丈夫!」
「///大丈夫じゃねーよ!超恥ずかしいじゃん!!」
「ヤマト君――――…ごめん…僕の方がごめん…イライラして…誠実から脱線して…ごめん!」
赤羽は訳のわからないことをいい…俺に抱きつく!?
「俺の方こそ…ごめん――――…」
抱きつかれバタバタもがくが、俺は赤羽の胸の匂いを吸い込み…少しだけ安心した――――…