地味に甘い君
第13章 お昼の関係
~赤羽side~
「ねぇ~…尚宏君は…まだ…片想い中なの?
そんな、振り向かない女…尚宏君にふさわしくないよ!」
――――つ~か、君はどの目線で“相応しくない”とか言ってるのかな?
大学でもヤマト君とのイチャイチャ部屋を獲得できた僕は今日も急いでビジネス学科の棟に向かおうと講堂を歩いているわけだが…
僕が急いでいるとは知らぬ女子がまた…「相手はだれ?」「尚宏君に落ちない女なんて諦めて私に!」「私に振り向かせるから!」と…耳障りな事ばかり言ってくる!
「ごめんね?僕――――急いでるから。」
「あん!尚宏君!」
――――“あん!”って…女ってやつは…