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地味に甘い君

第14章 落ち着かない季節


俺は1人部屋で求人雑誌をめくる。


「就職活動に…バイト――――…卒論に単位…」



やらなくては行けないことを頭に思い浮かべると…ため息が出る…


「に、しても――――寒い…」


さすがに年の瀬になると何枚着込んでも寒くてしょうがない。


「ここ…家賃安いけど…壁薄すぎ…」


光熱費が勿体なくて電気ストーブをケチったせいか…悪寒が走る。




「やばい――――…風邪引くかも…」



検定全クリで気が抜けたのもあるが…嫌な予感がする…



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