地味に甘い君
第14章 落ち着かない季節
――――案の定…
俺は風邪を引き…寝込んだ…
が…
「も~、風邪引いて弁当要らないってメールあったから…心臓止まるかと思ったよ~!」
――――なんで赤羽が家にいるんだよ…
「ゴッホ!ゴッホ――――…なんで赤羽が居るんだよ…うつるぞ」
ベッドから体を起こそうとすると、嬉しそうに合鍵を見せつつ「寝てて~!」と体をベッドに戻される。
「///ヤマト君の風邪なら――――…僕うつってもいい!」
――――バカだな…こいつ…
「///…」
「検定全部合格して気が抜けたってところでしょ?大丈夫、疲れも貯まってただろうし…たっぷり汗かいて寝れば治るよ!」
――――うぐぐ…おっしゃる通りです…