地味に甘い君
第14章 落ち着かない季節
「ヤマト君――――早く良くなってね」
「うん――――…ごめんな」
少し…眠くなってきた――――…
風邪薬のせいかな?頭がポワポワしてきた…
赤羽の声が遠くに聞こえる…
「――――ヤマト君…僕のことは気にしなくていいから少し寝て?」
――――気になって眠れねぇよ!って…体がフワフワして…なんか――――…
俺は多分…無意識だ――――と、思うが…
手を広げ…赤羽を抱き締めた…
「///あっ!ええ~!ヤマト///くん?!」
「――――あっ…看病の…分…」
弱ってる時って…誰かに甘えたくなる…
その場にいたのが赤羽だっただけ――――…
それだけのこと…