地味に甘い君
第14章 落ち着かない季節
「熱っぽいし、無理はしないでね?」
「――――はいはい…つ~か、お前は俺の母ちゃんか…」
すると、赤羽は「ヤマト、寝てないと早く治んないわよ!」と、母親コントを始めた。
「///プッ、ハハハ――――ゴッホ!ゴッホ!バカ!笑わせんな!」
赤羽は咳き込む俺に慌てるも、スポーツ飲料をベッドの脇に置き「大丈夫?」と頭を撫でた。
「///それに――――…僕はヤマト君のママじゃなくて、彼氏になりたいんだけどね?」
「///だ…から…そ~言うこと…言うなよ…」
俺は頭を撫でられなかまら目を閉じた――――…