
地味に甘い君
第21章 それぞれの就活
マンションの僕の部屋に入ってすぐに――――…
「抱き締めたいです!」
と、言うと…ヤマト君はあからさまに動揺して「玄関で?!」と戸惑っていた。
でも、「すごく…会いたかったんだ」って言葉が引っ掛かっていたのか…
「なんで…会いたかったか言えるなら…いい…」
と、可愛いことを言ってくれた。
「///今日――――書店で…働きたいと思った会社に電話した。
求人出てないか聞いたら…会ってくれるって…」
僕はヤマト君を抱き締めながら…会いたかったか理由を話した。
「///すごくドキドキした。ドキドキしてワクワクして……ヤマト君に会いたくなった!」
「――――は?///変な理由だな…」
