地味に甘い君
第22章 それぞれの就活②
次の日――――…
午前中講義がある赤羽を見送り…昨晩ダメにしたシーツを洗う。
「こ…こんなに…グチャグチャになるまで…///やったのかよ…」
俺は赤羽が初めての相手で…比較なんか出来ないが…
アイツが今まで…あんなに激しく女を抱いていたのだと思うと…少しモヤモヤする。
――――いや…別に気にしてねぇ~し…
シーツを洗濯機に入れてモヤモヤも洗い流せるのであれば…と、全自動で動く洗濯機を意味なく睨んでみる。
だが、だんだんバカらしくなってきて睨むのをやめた。
それよりも、早く内定をもらいバイトに復帰しないと…生活費がヤバい!
管理人のバイトの貯えが徐々に怪しくなってきた!
就活は何かとお金がかかる!
「バイト――――見つけないと!」
俺は“フリーセキュリティ株式会社”の吉報を待ちつつ、バイトの求人も漁る。