
地味に甘い君
第26章 うるさい季節
「ごめん!ヤマト君…待った?」
慌てて部屋に入りヤマト君を見ると少しすねている…ように見える。
「――――いや…そんなに待ってねぇ」
部屋に入ると、ヤマト君はソファの端に座り猫背になる。
「お腹――――っ、空いてるって?待っててすぐに作るから!」
「///いい、ゆっくりで――――早く…来た俺も…悪い」
なんだかいつもと雰囲気が違うヤマト君に少し違和感を感じる…
「――――ヤ…ヤマト君…何かあった?」
するとヤマト君の肩がビクッと上がった…
「///や…いや…何かあったのはお前だろ?」
