地味に甘い君
第4章 結局…そっち側の人
結局――――…赤羽はそっち側の人間だったとつくづく思い知った…
「ま――――…ここなら、勉学に励めるし、女を連れ込むにもポイント高いんじゃねぇーの?」
「ハハハ~、僕はそんなに節操無くないですよ~!それに、連れ込むって…今は考えられないな…」
なんだ?よっぽどストーカー女が懲りたのか…
「お前ぐらいのイケメンならすぐに女がよってくるだろ?」
「あ~…そうなんだけど…結局、他の男の子とくっつくんだよ…」
「お前が、モタモタしてるからじゃないのか?」
すると、赤羽はいかにも高級そうなソファに座ると力無く笑った
「なんか…僕って――――…優柔不断で…頼りなくて、男としては魅力ないみたい」