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地味に甘い君

第30章 繋いだその手を…


次の日――――…


「え?――――ヤマト君…休みなんですか?」



「あぁ――――珍しく…私の講義に出てなかったよ…ま~彼はちゃんと単位も取っているから問題ないよ」



朝からヤマト君とは連絡がつかない…


寝坊かな?と、大学で探してみたが――――…やっぱり見当たらない…



不安になって麦野教授にヤマト君の事を聞いたが…講義を休んでいた…



「え~!?ヤマト君休みなの?会いたかったのに~!」



紗帆姉ちゃんはしっかりよそ行きの顔をして僕の大学に着いてきたが…ヤマト君に会えないことにブーブー言っている。



「赤羽君…お隣の美人さんは…彼女――――さんでは…ないよね?」



麦野教授に“美人さん”と言われテンションが上がる姉ちゃんに…呆れてしまうが…ニコニコしている姉ちゃんは…それなりに美人だと僕も思う。


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