地味に甘い君
第4章 結局…そっち側の人
赤羽の部屋を訪問してから――――…
忙しいこともあり…俺は赤羽と連絡を取っていなかった
あいつがサークル活動や仲間内の飲み会だの――――…と、過ごしている間
俺はバイトに明け暮れていた
昼に夜に――――…クタクタになりながら働き…勉強をする…
家賃だって光熱費だって…待ってはくれないから…
そんなある日――――…
目が覚めたら…
赤羽が俺の部屋にいた!
「――――…あか…ばね?」
「あっ、おはよう!ヤマト君」
寝ぼけているのか…俺は久しぶりに見る赤羽を訝しげに見てしまった
「朝ごはん食べる?」
「――――食べる…」
あれ?俺――――…いつベッドに入って寝たんだろう?
昨日は疲れて――――…服のまま…
あれ?パジャマだ…
「///良かった~!よく眠れたみたいだね
お腹も減ってるでしょ?ほら、早く食べよう!」
言われてみれば…タップリ寝た気がする……
しかも、最近ちゃんと食べていなかった…
赤羽の朝食…///久しぶりだ…ちょっと嬉しいかも