地味に甘い君
第31章 孤独の落とし穴
「あら、警戒されてる?私?
――――大丈夫よ、私の住んでるイギリスでは同性結婚は普通の事だから――――って、そうと言ってもまだ…一部では差別が有ることは確かね…
理解してるけど受け入れるとは…限らないって…感じかな…
でも、ちゃんと制度は整っているから…日本よりは理解はあるかもね」
――――理解はするけど受け入れられない…?
「ヤヤマト君…ごめん――――…姉ちゃんなら大丈夫かなって…言ったけど、ヤマト君の許可を得てからの方がよかったね…ごめん…」
赤羽が申し訳無さそうに頭を下げる――――…
「い゛…い――――…もう、しょう…がない…」
「///次からは――――二人で決めよ?」
俺は凄く――――…ホッとした…
「――――お…ぅ…」