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地味に甘い君

第33章 祝!二人旅スタート!


エンジンをかけると、流石ハイブリッド車!静かなエンジン音に、ヤマト君は「お~」と、嬉しそうにした!



「こっち来てから…バスとか電車とかで…車って使わないから…新鮮だな!」


「そうだね!家では、じいちゃんが使うぐらいだけど…僕を含め皆実家を空けるのが多いから!車は車庫に置きっぱなし!」



たまに帰ってくる紗帆姉ちゃんがちょっと使うけど…今回は夫婦でホテルで生活するといっていた…まぁ…わざわざ郊外の自宅に帰るより仕事柄ホテルの方が便利なのだろう。


「じいちゃん――――って…“フリーセキュリティ”の会長さん?」



「そ、じいちゃんと同居!両親は今、皆海外が拠点になってるから…僕ぐらいかな実家に近いのは」



「へぇ…赤羽が“フリーセキュリティ”を継げって言われなかったの?純弥さんも孫だけど…一緒には住んでなかったんだろ?」



僕はハンドルを握りながら質問に答える。



「あ~!純弥さんは、おじいちゃんの息子の子なんだけど――――…一番センスがあったんだよ!おじいちゃんの仕事に理解もあったし興味もあったからね!だから!海外で修行させて何年か前に会社を譲ったんだ!」








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