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～赤羽side～


ヤマト君のアパートに入り浸って…早くも2日が過ぎてしまった――――…


「ん～…なんだろう…この居心地の良さ…この雑然とした散らかり具合とか？それとも不快にならない程度の狭さ？」



「おい――――…赤羽…喧嘩売ってんのか？」



２日前に飲み屋で拾われた僕は…優しいヤマト君に甘え――――…自分の家に帰らなずにいた。



「散らかってて悪いな…男の独り暮らしなんて…こんなもんじゃねぇ～のか？」



――――“こんなもん”と、言われても…


僕は友達の家に行ったことがほぼ無いような…あっても――――…興味がないから忘れてるかも…



「よかったら――――僕…片付けようか？」




「え――――…マジで？」




――――え？僕…今なんて？



自分で言って少し驚いた。


自ら“片付けようか？”なんて――――…今まで言ったことがなかったから…