地味に甘い君
第47章 【番外編・最終回】ダブルタキシード!
尚宏と出会って――――…何度目の春だろう…
すでに俺は尚宏の戸籍に入っていたものの…
こうやって、ちゃんと式を挙げるとなると…
緊張する…
「大丈夫だよ、ヤマト君――――…緊張するなら、手を繋ぐよ?」
手を差し出され…気持ちが揺れる――――が、俺も男だ!
「だ、大丈夫――――!///お前と一緒なら…どんな事も…特別で…///幸せだ…」
「///ヤマト…君……やだ…そう言うの…今――――言わないでよ…泣けてきちゃう!」
瞳をうるうるさせる尚宏に焦ってハンカチを渡す!
「ちょっと~…尚兄ちゃん…これから入場だよ?大丈夫?」
心配そうに俺たちを見る蕾茅君に“大丈夫”と、笑って見せた。
【完】
最後まで読んで頂きありがとうございました🙇⤵️