地味に甘い君
第7章 自分に嫌悪感
ホテルを出てフラフラ歩いていると…やっぱり声をかけられた
「お兄さんかっこいいね~!どこのお店の子?私たち指名するからァ~飲もうよ~!」
――――…またか…
僕はホストじゃ無いんだけとなぁ…
「僕、ホストじゃないよ?」
「///えっ!そうなの~!こんな素人イケメン見たことない!マジで~!でも、一緒に飲もうよ~!お姉さん、ぜ~んぶお金出すから!ね?」
「奢りかぁ…」
『そんなお金があったら貯めろよ!』
ハッとした――――…
ヤマト君の声がしたような…
僕はキョロキョロと辺りを見渡した
「ん?ど~したの?イケメン君?」
「お姉さん達…お金ど~してるの?働いてるの?」