地味に甘い君
第7章 自分に嫌悪感
もう鍵をかけて…ヤマト君は帰ったにちがいない…
でも――――…僕は管理人室のドアノブを回した…
ガチャ――――…え!?
ドアノブがゆっくり回り…扉が開いた…
「え――――?何で?」
扉が開いている――――…
まさか!ヤマト君に何かあった!?
僕はあわてて管理人室の中に飛び込む!
「///ヤマト君!?」
すると――――…モニターの前でスヤスヤ寝ているヤマト君の姿がそこにあった!
「///ヤマト君――――…?ヤマト君?え?どうしたの?」
側に寄って外傷がないか確める――――…
「///ね…寝てるだけ?え?何で?」
よく見ると…ヤマト君の手が外の防犯カメラのモニターに触れている…
「///もしかして…僕の帰り…待ってた?」
「――――…スースー…」
返事なんてあるわけない…
ヤマト君は1度寝たら…起きない…
「///だとしたら…僕は…最低だ…」
そっとヤマト君を抱き締めようとしたが…
女の人とホテルに行って…気をまぎらわせた自分が何故か汚いモノのように感じ――――…抱き締める事が出来なかった…
――――誠実になる…
嘘つきだ――――…僕は…
ヤマト君を見つめ――――…
唇を噛み締めた…