地味に甘い君
第7章 自分に嫌悪感
僕は飲み屋街から早く出たくて――――…走り出した!
外見――――…
外見――――…
皆…外見の事ばっかり!!
ヤマト君も――――…僕の外見に…壁を作ったのかな?
嫌われたかな?
僕は…もう……
ヤマト君のそばにいたらダメなのかな?
走ってマンションに入ると…エレベーターの奥の…管理人室の扉が視界に入った
「ハァ、ハァ…ヤマト君…帰ったよね…」
時計を見ると…すでに日にちを跨いでいた…
ムカついて飛び出してきたけど…
ヤマト君にムカついた訳じゃない…
ちゃんと向き合うのが怖かったから…飛び出してしまった…
赤羽のこと…嫌い――――…
って言われたら…僕はもう…どうしたらいいか分からなくなる!