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子宮は淫らな精子の女王

第8章 【4月7日午前8時30分】

本能的な刺激ではなく

電気刺激で

生命が散らされていく

汚物がまき散らされる

取り巻く学部生たちの歓声が上がる

毎週男女ともにおこなわれるサンプルチェックと

この会に入るときに行われる

卵子の保存

これだけの材料があれば、

こんなものを作り出すのは

ジュナ先生にとってはたやすいことだろう

射精欲にまみれた精巣と

淫乱な刺激を求める子宮

ずくん、とおなかに一つ

劣情が沸き起こる

「彼女たちも、そう」

ジュナ先生がリクを囲んでいる女子を指す

「肛門側から根こそぎもぎ取って

調整したサンプルを入れてある

彼女たちは拒絶反応を起こさなかった適合者」

トン、と一人の肩を叩いて

こっちに招き寄せる

ロングヘアーが美しい

ちょっと根暗そうな

童顔の女性

いや、女

「ナルミちゃん、自己紹介して」

ジュナ先生が促すと、彼女は口を開く

「小牧ナルミです

ブラのサイズはCカップ

経験人数は3人です」

そういって彼女は僕の手をとると

豊満なラビア(陰裂)の中に中指を導く

潤沢に濡れた愛液が

中指を濡らす

汚す

オンナになったときに裂けた傷口から彼女の中に入ると

引き絞られるような強さで彼女は僕を迎え入れた

アッ、とワザとらしい顔を作って、彼女は異物を堪能する

柔らかく熟れた子宮口に指を這わせると

それは自ら爪先をパクついた

もっと熱い

もっと蕩けた感触が

指先から伝わる

「イヌは射精するときに亀頭球という部分でペニスを固定して精液が外に出ないようにする」

ジュナ先生が語る

「ブタの精液はゼリー状で、メスの膣の中に確実に残るようにしている」

「じゃあ、ニンゲンはどうやって確実に受精するようにしたらいい?」

吸い込まれそうな、ナルミの瞳が潤んでいる

「噛みつくんです

赤ちゃんの部屋で

精液が出てくるところを」

一言一言を紡ぎだすたびに

ナルミの子宮が揺れる

「試してみない?

この娘」

セックスをするもなにも、指を入れているだけで射精してしまいそうなこの状態を

治める方法を僕は知らなかった

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