子宮は淫らな精子の女王
第9章 【4月7日午前8時42分】
ジュナ先生にあてがわれた部屋は
最初にほのかと出会い、アナルセックスをした部屋だった
先生が貸す行為をするための部屋は悪趣味そのもので
今までこの部屋を使った人間の行為中の動画やそのあとの検査の写真が
自由に閲覧できるようになっている
ジュナ先生に頼まれて僕とほのかがしたアナルセックスは
直腸の中でどれだけの時間、精子が生き残れるかという実験だった
前日にサンプルとしてジュナ先生の目の前で射精をして
精子の運動量を計っておいたうえでの比較実験
3時間アナルバイブを抱いたほのかのアナルは心地よくほぐれていて
ジュナ先生の手伝いもあって
すぐに射精することができた
射精した後は5分毎に綿棒を直腸の中に入れて
中にたまった精液から精子を引っ張り出す
3時間続いた実験は2時間半くらいから生き残った精子がなくなったことを理由に終了した
そのビデオが、ナルミと僕の眼前の
大きなスクリーンに流れていた
ほのかの肛門に入るカメラ
黄ばんだ腸液と、白濁した精液がマーブル模様を作る様
腸壁にこびりついて泡立った精液
ぷるぷると顕微鏡の中で動き回る精子
カチンと錠が落ちる音がする
ジュナ先生が後ろ手にカギを締めた音だった