ドSメイドは基本普通の子
第7章 あやふやな日常?!
大平さんは買い物袋を「あ~」と、少し上に持ち上げた。
「さっき…順の客が知り合いを何人か連れてきて――――…仲間の誕生日パーティーを開きたいって要望があったんだ。有るので良いって客は言ってたけど…誕生日なのに普段と一緒はなんかな…」
「そうですね…何かしてあげたいですもんね…じゃぁ人手足りなくないですか?キッチン手伝いましょうか?」
この後、予定もないし私は帰る方向をアパートからバイト先へと変更した。
「三ノ輪…いいのか?」
「いつも大平さんに助けてもらってますからね!皿洗いぐらいしか…役に立ちませんが…」
大平さんは「助かる」と言って少し申し訳なさそうにしていた。