ドSメイドは基本普通の子
第12章 白ジャム+α
「いや――――…その男に“同士”だと言われたんで…ちょっとね…」
柚は『あら、同士?うけるわね』と、笑い電話を切った。
「本当に…笑ってしまう…
私なら…我慢の限度のタイミングを間違わないし…
利尿作用のあるハーブティーに…神経麻痺や幻覚作用のあるハーブまで…混ぜてしまう――――可能性も…あるかもしれませんから…」
私は道に落ちているハーブティーの葉に視線を落とすと…余計なことを考えたと、少し反省してその場を後にした。
――――…その頃、美羽こと和歌子は…
ベッドでぐっすり寝ていたのだった。