ドSメイドは基本普通の子
第13章 男の娘王子と鈍感姫
しかし、男は僕の事が気に入ったのか…無視されてもグイグイ誘ってくる――――…
「人待ってるだけだから…」
「え?その子も女子かな?なら、俺たちのサークルブースに一緒においでよ!楽しいよ~!」
――――絶対行かない!こんな男がやってるサークルなんてろくなもんじゃないだろう!
「ほら、その子どこ!君みたいな可愛いこの連れでしょ?絶対可愛いよね?」
――――絶対、美羽をあんたになんか会わせたくない!!
僕は辺りを見て美羽を探すが、人が多くて見つけられない!
「///…その…気の強そうな目のが不安に歪むとか…そそるなぁ…君…」
――――キモイ!なんだ?コイツ…変態じゃん!
「――――宮ちゃん…?」
後ろから美羽の声がして僕は慌てて振り替える――――!