ドSメイドは基本普通の子
第13章 男の娘王子と鈍感姫
「なんだ…ここ…」
日本の文化だかなんだか知らないが…外人がコスプレしている姿はカオスのなにものでもない…
「――――オゥ!オウ!宮チャン!待ッテマシタ!皆――――!コノ子ガ、私ノ女神デース!」
クリスと目があった瞬間に大きな体で突進してきた!
「うわぁ!来るな!それに僕は女神なじゃい!」
「///嬉シイデス!来テクレタ!oh!美羽サン!相変ワラズ…クールデス!」
クリスは僕と美羽を皆に紹介するとニコニコと顔を崩壊させていた…
――――うわ…こんなに外人に囲まれたの初めて…美羽は平気なのか?無表情で微動だにしないぞ…
「可愛イデスネ!oh!コレ着マセンカ?」
「は?」
「――――…」
ここでは着物を着て写真を撮れるとか…言い出した外人の女が僕の目の前に着物を差し出した!
「着付ケハ私達ガシマス!安心シテ!」
「///は?バカ――――…僕は着ないぞ!」
僕は慌てて美羽の後ろに隠れたが!流石…スキンシップや押しが強い異国民…
無表情の美羽も巻き込まれて試着室へと連れ込まれた!