ドSメイドは基本普通の子
第14章 縄師の願望!?
――――はて、クラブに…譲った?
私は奥の部屋へ向かうあわりさんの後ろ姿を見つめ…誰だっけ?と頭をかたむけた。
「柚さん、それにしても…ネイリスト二人なんて聞いてませんよ?あわり~そんなに安くないですよ?」
あわりさんはネイリストさんと私を見て「テンション下がる~!」と、柚さんに甘えていた。
「ネイリストはあのボサーっとしたヤツだけよ、隣の無表情ちゃんは…大河のカフェのスタッフ!ブタ奴隷が昔入れ込んでた子よ。」
「えっ!大河さんの…所のメイド?冗談ですよね?愛想が全く無いじゃないですか?マネキンかとおもっちゃった――――…な~んだ…へぇ~…ブタ奴隷のお気に入りかぁ~」
――――なんか…柚さんとあわりさん…楽しそうに話してるなぁ…
すると、スッと店長が私とネイリストさんの間に入った。
「美羽さん、あの二人――――…何をするか分からないので…私の側から離れないでくださいね」