ドSメイドは基本普通の子
第14章 縄師の願望!?
奥の部屋は…
暗くて嫌な雰囲気がした――――…
部屋はコンクリート打ちっ放しの冷えた空間で壁や天井にはフックや滑車が見えた。
「ここで撮影会もするから、設備は整ってるわよ?違う部屋もあるけど…あのブタ奴隷には初級のここがピッタリ!」
――――他の…部屋?ピンと来ないなぁ…
すると、ネイリストさんの手がヌ~っと上がり挙手をする感じになる。
「あの~…他の部屋はどんな感じなんですか?」
私が気になった事がネイリストさんも気になったのか聞いてくれた。
「他は~、メルヘンチックな感じにパステルカラー多目の部屋とか、教室とか、オフィスとか、レアな所で電車やバスの内装部屋もあるわよ?
このビル丸々、撮影用のレンタルスタジオになってるの!アダルト関係の撮影が多いけど、たまにドラマの撮影やコスプレ撮影とかにも提供するの!」
――――え!ええ!このビル全部が?
「この子、意外とやり手なのよ?清楚な顔して計算高いわよ!」
「やだ~柚さんほどじゃぁないですよ~!」
あわりさんはニコニコしながら店長の腕にしがみつく。
――――店長と柚さん…凄い人と知りあいなんだなぁ…