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ドSメイドは基本普通の子

第1章 憧れと現実


憧れていた都会の生活に私は見事にはまってしまいました!


月々送られてくる仕送りは日々生活費に消えていき


とうとう――――…今月も始まったのばかりだと言うのに食費はゼロ…


「都会に来てテンションの上がるのも分かるけど…それって2、3ヶ月で飽きるじゃん」



「…分かってる…分かってるよ~!その、2、3ヶ月の出費が…今になって響いているんです!」


調子にのって、新しい教材を買いすぎた…


美容関係の専門学校に入学してネイリスト科に入ったものの!スタートが皆と遅れていることに焦ったのがそもそもの原因だ!


田舎では揃えられないネイルプレッシャーやアート用の筆を買い揃えたのが始まり!


あれよあれよとお金は私の財布から飛び立っていった!



「彩子~…なんかいいバイトしらない?田舎ものでも大丈夫そうな、優しいバイト!」



「はあ?そんなバイトあったら私がしてるわよ!」



専門学校に入ってから地元が近いと言うことで仲良くなった彩子に相談してみたものの…


働くって大変なことだ――――そんな甘えた考えで見つかるわけもない




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