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ドSメイドは基本普通の子

第1章 憧れと現実


「まずさ、興味のある職種で探したら?ほら、やってみたいなぁ~ってぐらいでいいんじゃない?」



「やってみたい…バイトかぁ…」




彩子に言われて私の頭にパッと浮かんだのが――――…



「メイドカフェ!」



だった!


田舎だった地元にはそんなモノは存在しなかったから、想像であんなのかなぁ~ってぐらいに思っていた!


「おかえりなさいませご主人様」と、出迎える…と、初歩的な知識しかないが若いときにしか出来ないバイトだと思っていた!


あの衣装!憧れていた――――…



「あ~メイドカフェねぇ…いいんじゃない?メイド服って憧れるも~ん!」



「え!なら、一緒にやろうよ!」



この際だ!彩子も一緒にとさそったが――――…



「ごめん!私、アパート近くのコンビニでバイト決まったんだよ~!悪い!」



「ええ!バイト!決まったの?ヤバい!こりゃぁ本格的に焦ってきた!」



「頑張れ~和歌子~!」







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