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ドSメイドは基本普通の子

第15章 無表情VS天使


店長と編集はまだ奥で話しているが――――…突然カフェの入り口が開き誰か入って来た。


「すみません。まだ、準備中――――…」


「ごっめ~ん!早く来ちゃった!大河さんいる~!」


――――あっ!あわりさん?



そこにいたのは縄師のあわりさんだった!



「――――あわり…さん?どうしたんですか?」


「あわりさん!まだ、交渉中ですよ!」



あわりさんは店長と編集さんを見つけると奥の席へとヒールを響かせて歩いていった!


「ちょ…何――――感じ悪いんですけど!」


準備中だと制した欄さんが不機嫌そうにあわりさんの背中を見送る。


「“あわり”ッテ――――【月刊SM日和】ノ専属縄師デスヨ!」


クリスが鞄から雑誌を取り出すとソワソワしながらページを開いた!


雑誌には大きく“縄師あわり”の特集が掲載され!カメラ目線のあわりさんが清楚かつ可憐に男性を縛り上げている姿があった。



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