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ドSメイドは基本普通の子

第15章 無表情VS天使


「満足に脱がせることも出来ないの?も~1から教えるのぉ~あわり大~変!」



――――ですよねぇ~…面目ない。



あわりさんは呆れつつも真っ赤なロープを手にしてアキラさんに巻き始めた。


「体格や肌の色に合わせてロープや縄の色を選ぶのもエンターテイメントとして大事よ?ほら、美羽ちゃんは何色を選ぶ?」


――――何色と言われても…


私の地元…過疎化の進む田舎で見るのは茶色の麻縄が多かった気が…懐かしいと言うか、縄に色を着けるって発想がなかった!


真っ赤な縄も綺麗だが、私は見慣れた茶色の俗に言う“ダサイ”麻縄を手に取ってしまった!



「嘘でしょ?その麻縄にするの?」



――――あっ…つい…手にしてしまった…


戻すわけにもいかず…私は“ヤバい!”と思いながらマコトさんを見る――――…と、マコトさんは驚いたような!ビクビクするような目で私を見ていた。



――――ん?どうしたんだろ?


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