
ドSメイドは基本普通の子
第15章 無表情VS天使
私はマコトさんのそばに行き地味な麻縄を目の前に見せた。
――――すみません。こんな地味なのを手にとってしまって…
申し訳なく思いながら“これでいいですか?”と言う意味を込めて目の前に差し出した麻縄だったが…
マコトさんは「///そ、そんな目で…見ないで…」と、目をそらされた。
――――あ~やっぱりカラフルな縄の方がいいのかなぁ…
不安になりながらあわりさんを見ると、「次に進みたいんだけどぉ~…いい?」と、少し苛立ち始めていた。
「その縄を首から――――」
と、私たちの準備もお構いなしに進め始め、私は慌ててマコトさんの首に縄をかけた。
