ドSメイドは基本普通の子
第17章 二人の男とイルミネーション
「三ノ輪…立てるか?」
――――はい。
しかし、大平さんは私をひょいっと抱き抱えると…お姫様抱っこ状態で廊下を歩き出した!
――――大平さん!?私歩けます!
「美羽さん…ここは…筋肉しか取り柄のない大平さんに花を持たせてあげましょ?」
「おい、嫌みかよ…ヒョロヒョロ店長には出来ねぇことだからな」
「失礼な…私だって…美羽さんをお姫様抱っこぐらいできます!」
――――///いや…あっの~…恥ずかしいんですけど…
「恥ずかしいって言ってますよ?大平さん、ホテルでたら私がおんぶしてあげますね?」
――――だから…恥ずかしいです…
「///三ノ輪…無理すんな…」
――――///あ…はい…