ドSメイドは基本普通の子
第17章 二人の男とイルミネーション
しかし――――…お姫様だっこでイケメン二人を従えた無表情女なんて…かなり見立つ…
イルミネーションの方が勝つと思っていたが…
私たち三人はそれよりも目立つらし、視線を感じる…
「そうだ――――…美羽さん…お腹空きませんか?」
――――言われてみれば…空いたかも…
「俺たちも食ってなかったな…何処か入るか?」
――――そういえば…ミーティングは大丈夫だったんですか?
「大丈夫です。年明けのサービスについての話でしたし…オーナーのバカな提案を却下するだけのミーティングですし」
「だよな、ボディービルダー100人集めてSMミュージカルって…なんだよな?正月関係ねぇーし!筋肉100人集まったらキモいわ!」
――――ボディービルダー…100人?
すごい迫力ありそうですね…
「気持ち悪いだけです。カフェにも出そうとしてましたから…バカんですあの人は…」
――――一応…オーナーさんなんですよね?
「オーナーでも…バカはバカなんです」
――――ハハハハ…