
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
「美羽ちゃん…そ、そのバナナを僕だと思ってる…食べて欲しい…なぁ~…なんて!ダメかな!?」
――――バナナを小太りさんだと思って?…ん~…意味が分からないが…
「いいですよ?食べます」
私は躊躇なくバナナをガブッと一口で食べた!
すると、凝視していた小太りさんがビクビクっと痙攣して「///そ、そんなにためらいなく食べたら…痛いよ~」と、腰をピクピクさせた。
――――だってバナナだし…食べるでしょ?普通に…
「美味しかったです」
「///はうっぅぁ~!お…お粗末様でしたぁ……幸せ…」
――――幸せなら、良かったです!
