
ドSメイドは基本普通の子
第19章 バレンタインの甘い罠
「美羽さん、あちらの席もいいですか?」
「はい」
小太りさんがピクピクしているのを横目で見ながら私は席を立った。
指名が入ったのだ、別の席に移動しなくては…
「///また、また指名するからね!美羽ちゃん!」
私は小太りさんに頭を下げると、別の席に移動した。
「ご奉仕に参りました。美羽です」
「///よ、美羽ちゃん!」
挨拶をすると、そこにはAV男優のマコトさんが座っていた。
「お?この子か?マコトが路線変更した原因の子ってのは!」
「そうなんです!先輩にも紹介したくて!素人ですけど――――…美羽ちゃんは目がいいんです!オーラも違うと思います!」
マコトさんは先輩だと言うその人に私を紹介してくれた。
