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ドSメイドは基本普通の子

第3章 何故か…ファンが!?


私の姿を見つけた早島店長は涙目で何度も謝った…


「すみません、すみません!!本当にありがとうございます!美羽さんのファンが待ってます!存分に睨んであげてください!」



やっぱり…睨むのね…



「上手く出るか分かりませんが…頑張ります!」



私はメニュー表持ってホールに出た!



すると――――…



地響きのような「ヴぉ――――!!」と言う声と共にお客さんが興奮ぎみに私の周りに集まってきた!?



「は?――――…何これ?」



「あっふぅ~ん!!!美羽様の声!!癒されます!!」


「///ほ、本当に――――…目が大きい!可愛い!その足で踏んでほしい!」


「睨んで!睨んでほしいんです――――!」




――――え?!えええ!なに?この人達!!



私はあまりにもグイグイくる客に固まってしまった



が――――…その固まりがお客様には微動だにしない女王の風格に映っているらしく…


客は私を無視して興奮し始めた!



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